20年前に独立したころから、独自の名刺を持っていた。
その時々に関わっていた素材を利用しては、様々な名刺を配っている。
最近になって面倒になり、紙製を持っていたが、息子がデザインをするようになってまた独自の名刺を作っている。
思うに、名刺にこだわる人は少ない。
しかし、独自の名刺を持ちたい人はいるはず。
以前にも書いたが、初対面で、まず名刺の話題で打ち解けられたら・・・
その効果たるや、1枚あたりどれだけに換算すればいいのだろうか?
たとえば、1枚1万円の名刺でも、商談が大きなほどそのコストは低くなる。
数億のビジネスに、数万円でご挨拶がスムーズに乗れたら・・・
名刺こそ重要なビジネスツールではないか。
ま、常に億単位のビジネスに関わっている人などに、当社では関わることは無いのだが、デザイン部SIKEEDにそのような方から名刺の依頼が来た。
当社デザイン部SIKEEDでは、高級名刺をデザイン製作するとGoogleに広告掲載。
と、2件の受注があった。
先に来た1件は以前書いたこの記事。
もう1件はとりあえずの分を納品し、残りを只今製作中。
詳しくはSIKEEDのブログを見ていただきたい。
さてこの1件は、依頼者が相当の人物らしい。
渋谷のセルリアンタワーにオフィスをかまえるコンサルタントT氏で、航空会社JALや、IT企業ライブドアー社の建て直しに加わった方らしい。
最初の納品で、“職人的な、潔くクールでかつ重厚感”のある、まさにそのものの出来上がりに非常に気に入っていただき、真っ先に渡した相手がそのIT企業の現社長だったそう。
その現社長曰く、「カッコいいね!でもこれ硬い!」だったんだそう。
この週末は、残りの名刺を製作中。
素材は黒のアルマイトだが、バリ取りされた状態で当社に納品されたものの、バリの取りすぎで、縁にアルミが見えてしまっている。
さらに当社でこの部分を削る。
この仕事に手間がかかり、印刷時間より多くかかる。
印刷は表裏各2色で、ロゴの白は2回刷り。
かくして1枚あたり500円相当の、インパクトある名刺が完成。
この500円は高いと思いますか?数千万~数億のビジネスに500円は?
むろん、渡す相手はそれ相応の方のみで、受付嬢などには紙製を用意しておけばいいが、受付嬢を落とすのも500円で出来たら・・・
(500円は製造単価で、別途デザイン費がかかります)
最近のコメント