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2022年2月14日 (月)

初めて使う

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昨年からお付き合いしているT社さんは同業者。
同業ではあるが、工業系の印刷が多いそうだ。
そのT社さん、仕事はあるが手が足りないと言う。
  
当社は今のところ、手はあるが仕事が少ない。
出来るものは何でも引き受けてあげられる。
ところが今回厄介な印刷を頼まれた。
  
ビニールシートにACTのインクで印刷。
ACTのインクは超速乾だという事は知っている。
今まで機会がなく、一度も使うことがなかった。
  
T社さんはインクと溶剤イソホロンを用意。
版は200メッシュぐらいが適当というアドバイス。
  
依頼のサイズは少し大きめで、当社には見合う版がない。
そのサイズが入る版といえばテトロン250メッシュ。
取り敢えずどんなもんか試してみると結果は不可。
そこで急遽ナイロン200メッシュを用意。
  
問題はインクの希釈。
どの程度まで希釈するのかは経験しなきゃ分からない。
希釈しながら何度も試し刷りをしてみるも。
さすがに乾きは速く、もたもたすると目詰まり。
  
こりゃ大変だなと思いつつも。
そこはシルク印刷40数年の経験がある。
希釈の他にもあれこれ工夫するうちに目詰まりも少なくなる。
  
頼まれた印刷は両面。
1日目は片面を何度か版を洗浄しながらも問題なく仕上げ。
2日めは反対面をほぼ普通の早さで目詰まり無く終わる。
  
以前から、使用している方が苦労している事は知っている。
T社さんのアドバイスでも、トンボは消えてしまうとか。
でも当社の印刷では全て消えること無く再現。
  
シルクスクリーン印刷、パッド印刷。
小ロットでもお請けしております。
問い合わせはこちらから。

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