かつては
10数年前、多額の借金を抱えた頃。
この企業の印刷を行っていた加工屋さんと知り合いました。
加工屋さんの本業は樹枝加工。
元々印刷は得意じゃありません。
それから当社が一手に引き受けることになりました。
得意先の倒産で仕事が無い時です。
単価は安かったのですが、不満を言える状況ではありません。
始めた頃は残念なことに、生産はピークを過ぎたようでした。
それ以前、加工屋さんは一家総出で取り掛かっていたそうです。
それが数年も続いていたそうで、それで自宅と工場が建ったとか。
それでも何とか食いつなぎ、借金を返す余裕も出来ました。
今思えば、この手の仕事がなければ自己破産だったかも。
そんな事を思いながら、感慨深く印刷しました。
月に何度か数千のロットから、数年ぶりに100というロットでしたが。
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