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2013年2月24日 (日)

黒板に明るい色を印刷

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昨日から取り掛かっている物件は黒板サイン。
黒板に文字とイラストを白他4色で印刷している。

下地が黒や濃い色の場合、明るい色をのせると沈む。
どうすれば鮮やかに印刷出来るか。

まず白を刷る。
素材も版も固定したまま乾燥させ、その上に明るい色を刷る。
ただし、ぴったり重ねることはかなり難しい。
そのごく僅かなズレでも下地の白は目立つものだ。

次は同じく白を刷っておく。
その上に、少しだけ太らせた版を用意して刷る。
これは版も2個用意しなくてはならないし、合わせの手間もかかる。
自然に見せるには太らせ加減を極々小さくしなければならない。
そうなると技術的にもかなり高度になる。
出来ることは出来るが、予算的に無理な話だろう。

で、今回は。
同じ色で乾かしながら3度刷る。
もちろん素材を1個ずつ固定して。

大量の場合は1回目をざっと刷り、乾燥させ2回あるいは3回刷る。
ただ、これは途中の手際でずれることもある。
ズレを完全に防止するには、やはり1個ずつ固定するのが良い。

それにしても、10数種類を各1〜3個。
それぞれ2色を3回、計6回を1個ずつ刷り重ねている。
しかも塗装板で、溶剤による拭き直しはできない。
工事は明日だというのに予備は無し!!!

失敗は許されないプレッシャーとの戦い。

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コメント

予備無し、重ね刷り・・・本当プレッシャーですよね!゚゚(´O`)°゚

投稿: 並木幹宜 | 2013年2月25日 (月) 08時47分

何とか失敗もなく納品できました。
行程遅れのしわ寄せは、最後の印刷にかかってくるんですよね。
せめて後1日欲しいところです。

投稿: シーガルハウス | 2013年2月25日 (月) 09時47分

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