極小パーツの印刷
普通は素材が小さくなるほど、それに対する印刷単価も安くなる。
だが、ある程度からは安くできない。
それどころか高くしないと割に合わない事もある。
今回は10㎜ほどのアクリルパーツに細かい文字を印刷。
量産時の単価を問われ、それを踏まえた金額を提示。
高いですね・・・ と、お客様。
なにしろ小さければ持つ部分が小さい。
印刷もし難く、20㎜や30㎜のパーツと比べるとかなり時間が掛かる。
という事を伝えて理解してもらう。
ただ、そこのお客様には別物件で極小パーツを手掛けている。
その単価は今回提示単価の6割ほど。
それに比べられるとかなり高い事になる。
なぜそのような単価で請けているかと言うと。
既に退社された、当時担当K嬢の泣き落しで頼まれたからだ。
これしか出せないのだけど、数が多いから何とかお願いしたいと。
そりゃまあ、多いから安くというのは分かる。
ただ、それでも1日当たりの出来高を踏まえねばならない。
この場合、1日程度で済む量ならまだ良しとする。
営業的見地で、サービス物件と思えば良いからだ。
だが、これが2日も3日もかかる量ならば困ったものだ。
閑な時ならまだしも、忙しい時にこそ困ったことになる。
他の分の良い仕事を、仲間に頼らざるを得ないという事になるからだ。
1回で終わりかと思っていたその物件は、既に数回手掛けている。
内容は変わったものの、大筋では同じ極小パーツに変わりない。
今までのところ、割と閑な時期に来ているのが幸い。
来週はちと忙しいが、またそれが来る予定だ。
2日間は掛かるその物件。
やれやれ。。。
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