突然の依頼
昨日朝9時に電話が鳴る。
GWの日曜日、仕事関係の連絡はまず考えられない。
こんな時、真っ先に頭をよぎるのは親族の訃報?
何しろ年老いた親族が多いのに、普段はめったに近況を聞く事もしない。
いつも突然の知らせを聞く事ばかりなのだ。
幸い、そのような事ではなく看板屋 I 君だった。
聞くと納期が迫っている件があると言う。
良く良く聞くと、茨城に移住した仲間に頼んでいた件だそうだ。
その件は印刷と彫刻があり、印刷の部分は本来当社で行うはずだった。
が、彫刻担当の仲間は、印刷も請けさせてくれと強く頼んできた。
そこまでは私も聞いていて、仕事が少ないだろうから快く譲ってあげた。
それから約2週間、とっくに終わっていたと思っていたのだが。
仲間は体調に問題が発生し、仕事ができない状態になったとの事。
印刷も彫刻も手つかずの状態だと言う。
それ見たことか!
と、私は I 君に言ってやる。
仲間が体調を崩したというのに、何てことを言う!!
などと、皆様は思われるだろう。
実はこの仲間、その程度で同情できない理由がある。
以前から納期を守らないという輩なのだ。
それでも最近は、仕事も少ないのできちんとしていると言う。
(あくまで本人の弁だが)
年齢も年齢だから、体調を崩したのは同情する。
しかし、2週間もあったのに、未だ手つかずというのに呆れる。
その間、進行状況を聞いても何やかやと理由をつけるばかり。
かと言って、他の仕事に追われていたのではなさそうだったと I 君。
ああ、いつものことだ。
以前と全く変わっていない。
たとえどんなに歳を取ろうとも、請けた以上は全うしなくては。
もし出来ないと感じたなら、事前に手を打たなければならないのに。
やむなく I 君はそれを引き上げ、GW中に何とかするのだと言う。
もちろん印刷は当社にお願いしますと。
まあ、I 君は印刷代が安くなるというスケベ心が動いたのだろう。
本来ならバカヤローと断るのだが、仲間内だから仕方がない。
ただね、I 君。
そのスケベ心、先代の血を引き継いでいるよ。。。
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