« 値引き要請 | トップページ | ゴム系素材には »

2010年6月26日 (土)

色を作る

Iro_1
今回作っている色は、既に2度印刷している物件で、インクが残り少ない。
次の注文が来ているので、また同じ色を作らなければならない。

かなり多くの業者は、残っているインクの色に合わせて作る。
だがこれは、何度も作る内に最初の色合いから離れていくことが多い。

当社では、最初に色を作った時、白のシートに印刷してチップを残しておく。
左下にあるのがそれだ。
そしてまず、残っているインクに合せて近いところまで調合する。

Iro
そこからは最初に作った色に合わせて微調整していく。
右側が今回作った色で、ほぼピッタリ。

逆に、最初の色を残しておかなかった場合を考えてみようか。

普通、DICとかPantoneなどの色見本に合せて作る。
この場合、その色見本に全く同じということはない。
大抵は明るかったり暗かったり、微妙に色合いがズレるものだ。

もしそのズレが、作る毎に見本から許容範囲であっても、全く正反対だったら。
その正反対同士を並べてみると、ズレの差は倍になり、一目瞭然となるのだ。
それは、色番号が一つか二つも違うように見えることもある。

何度もリピートが考えられるような件には、必ず残しておくべし。

|

« 値引き要請 | トップページ | ゴム系素材には »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 色を作る:

« 値引き要請 | トップページ | ゴム系素材には »