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2009年11月30日 (月)

11月も終わり

ここ10年ぐらい、10月と11月は閑な時期で、そのおかげで年末年始に金がない。

しかし今年の10月は平均的で、今月はさらに忙しい月だった。
1日も休むことなく働いたが、無理をしないように調整した。
おかげで、当社では珍しく、お客様に待っていただくこともあったが。

それにしても、この1ヶ月では、従来のお客様からの依頼は2割。
8割はネットからのお客様で、さらにその半分はここ3ヶ月以内のお付き合い。
その内容も、ほとんど看板関係以外の印刷だ。
この辺で、顧客層も様変わりして行くのかも知れない。

今日で今月分が終わり、変わった月初めは概ねゆったり。
明日からは少しゆったりと・・・

嬉しいことにそうは行かない。笑
まだまだ受注を抱えているし、さらに予定されている物件もある。
しばらくは忙しさが続く。。。

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2009年11月29日 (日)

この忙しいのに

日曜日は連絡事もなく、来客も来ない。
思い通りの時間で仕事が出来る。

今日も数件の印刷をこなし、早めに帰りゆっくりと風呂に入って晩酌。
などと考えていた4時頃、珍しく電話が鳴る。
日曜にかかってくる電話は大抵家族からで、晩酌の肴の話か?

出てみると友人の看板屋 I 君だった。
彼からは仕事が一つ来ているが、何時の納期かも分らず材料も来ない。
それのことをわざわざ日曜日に連絡か?

そうしたらなんと、その納期は明日の朝なんだと言う。
彼も忙しさに納期を忘れていたのだそう。
直ぐに材料を持ってくると言う。

仕方がない、そこで今日終わる予定だった仕事を取りやめ、製版と調色。

そこに、慌てて材料を持ってきたが、今度はそれが足りない。
補充のため直ぐに帰ってカッティングをし、また持ってきた。

Dsc06820 Dsc06821
なんやかんやで6時半頃にやっと印刷開始、7時半に終了。

これでまた予定が狂った。
明日は朝から一日かかるのを予定していたのだが。。。

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2009年11月27日 (金)

紙への印刷の前に 続き

紙は印刷する前に、作業場の環境に同調させる。
そうすることによって伸縮を抑え、シビアな合わせに対応できる。

Dsc06806 Dsc06808
その後で印刷したのがこのカード類。
1色刷と2色刷があるが、右上の2色刷でさえシビアな合わせはない。

なんでそこまでするかというと。
実はこの印刷、各色が全て2回印刷してある。
1回刷っては乾燥させ、さらに同じ色でもう1回刷り重ねている。

たとえ同じ色で刷り重ねても、微妙な伸縮があれば2度目はずれる。
そうなると細かい文字は太く印刷される。
それを防ぐための措置なのだ。

さてこのカード類は、Bob Foundation様からの依頼。
このお客様は、デザインの現場今月号の表紙を飾り、特集が組まれている。

そこには何と、当社の事も紹介されているのだという。
もちろんその雑誌を注文しているのだが、今日は届かなかった。

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2009年11月25日 (水)

紙へ印刷の前に

Dsc06789 Dsc06790
まだ印刷前の紙なのに、印刷後のようにドライラックに載せるのは何故?

紙というのは湿度でわずかに伸縮する。
仕入れた状態の湿度と、作業場の湿度が同じなら問題はない。
概ね違うのは当然で、印刷前に、その環境に同調させておくのだ。

さらに当社での多色刷の場合は、温風をあてて短時間で次の行程に移る。
なので、温風をあてて同調させ、その状態で印刷を終えるようにする。

と、ここまで用意するのは多色刷でもものすごくシビアな絡みがあるときのみ。
重ねが広い場合や、文字だけなどの時は必要ない。

ここまでして、どのような印刷が施されたのか?
また今度。

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2009年11月23日 (月)

2回刷りの調色

殆どの場合、シルク印刷は1回刷りだ。
状況に応じて2回あるいは3回することもあるが、それも続けて印刷する。
今回の場合は1回乾燥させて、さらに同じ色でもう1回重ね刷をするための調色。

Dsc06758 Dsc06759
まず最初に調色用の正方形を刷って乾かす。
そして半分ずつずらしながら、2回重ねた色を見ていく。

基本的には同じ色で2回刷って色味を見るが、その都度2回ずつでは時間がかかる。
微調整をしながら順繰りに刷ると、下地とは微妙に違っても表に影響はない。
こうしていくと、1回でも2回刷ったことと同じになる。

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2009年11月21日 (土)

パンフレットケースに印刷

見積もりでは、ただパンフレットケースに1色印刷とあるだけだった。
元々形状などを詳しく知らせるお客様ではない。
当方も適当に○○円と見積もっておいた物件だ。

Photo_2 1_2
で、届いたのはこんな形。
例によって、印刷面が水平になるように工夫。

2 3
ケースは2㎜の塩ビで、歪みや撓みもある。
そこを何とかしながら印刷するが、指定の色をそのまま再現は無理。
それなりに見えるところで妥協。

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2009年11月18日 (水)

エコリファイル

Dsc06760
これは普通のクリアファイルではない。
エコリファイルというクリアファイルだそうだ。

詳しくはここを見て関心を持って欲しい。
因みに当社では、このエコリファイルに印刷をしている。

事例はまた今度。

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2009年11月16日 (月)

DIC620

昨日から米袋を印刷中。
その中で面倒なのは金色の文字。

以前に何度も書いてあるが、インクにより金粉を混入するとゲル化する。
溶剤で薄めにすると細かな文字が滲んで潰れる。
硬めにすると細い線がかすれる。

今回は特別に、細かい文字と細い線があり、実にやっかいなのだ。
まあ、それを何とかするのが腕なのだが。

Dic620_1 Dic620
その技術的なことは兎も角、今日はその色合いで、指定はDIC620。
当社が使用している金粉はセイコーアドイバンス社の601Cと602C。

一般に赤金と呼ばれる601C。(左写真右)
青金と呼ばれる602C。(同左)
これを1:1で透明インクに混入すると丁度良い感じ。

同じ金粉で601Aと602Aというのがある。
金粉の色合いは同じだが、Aの方が少し輝いている。
Cは金粉を樹脂コーティングしたタイプで、やや輝きが落ちるが使いやすい。

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2009年11月15日 (日)

面倒な仕事は休日に

と書いてるが、わざわざ休日に持ち越してきたわけではない。
偶然休日になっただけ。笑

今日の印刷は米袋。
ネットから先月問い合わせがあったお客様からだ。

米袋はその形状からして、印刷は全て面倒だ。
そこに、細かな文字や金色などという、さらに面倒な要望が入っている。
サンプルは袋ではなく紙だったので、印刷は問題ない。

問題は袋で、二重構造になっているが故、平らになることはない。
全面ボコボコ状で、貼り合わせの近くでは縒れなどの歪みもある。

元々米袋に、上手く印刷出来るわけがない!
と、普通の印刷屋なら声をそろえて言うはずで、はなから引き受けることはない。

当社は米袋に、既に何度も印刷経験がある。
それでも今回は、上手く行くか懸念があった。

納期に余裕もなかったが、幸い米袋が早く届いた。
予定より早めに、もちろん休日などと言っている場合ではない。
電話も来客もない休日こそ、気を引き締めて難題に取りかかることが出来る。

この米袋に関しては、依頼者の了解を得たら公開。

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2009年11月12日 (木)

同じ急ぎでも

この前の週末から月曜日にかけて、急ぎの仕事を無理に頼まれていた。
休み返上となるのだが、頼んできた相手は女の子。

元より仕事があれば休んでなんかいない。
そこを「しょうがねえなあ、○○さんに頼まれちゃあ」などと言って引き請ける。

同時に別物件も急ぎで頼まれる。

Dsc06718 Dsc06719
これは土曜日の夕方に頼まれた物件。
月曜日に欲しいと言うが、翌日は別物件で1日中印刷になる。
帰りは遅くなるが、持ち込まれて直ぐに印刷。

Dsc06726 Dsc06727
こちらは月曜日の夕方に頼まれた物件で、これはもう翌日欲しいと言う。
これもまた直ぐに印刷して翌日納品。

どちらも頼んできたのは近くの得意先で、同い年のオヤジだ。
女の子からの急ぎ依頼なら、困った素振りを見せながらも嫌な気はしない。

しかし、このオヤジからの急ぎ依頼には・・・
思わず舌がチッと鳴る・・・  

ウソよ!笑 
A社さん、いつもありがとうございます。
お互いまだまだ元気でがんばりましょうね。。。

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2009年11月10日 (火)

絹布再生液とは

minaseさんから絹布再生液を質問された。

コメントを書きかけて、急ぎの仕事だと誤魔化したが、実は知らなかった。笑
多分、ニス原紙を幕にしていた時代のことだろうという気はしたが。

シルク印刷の世界に入ったのは35年前。
謄写版は知っていたが、シルク印刷なんぞ全く知らなかった。
その世界に入って直ぐ、ニス原紙を切ったことがある。
入社して2~3日のことだったが、それ1回切りで以後使用したことが無かった。

なので、その辺は知らないのである。
そこで、この世界の先輩である仲間に聞いてみた。

が、絹布再生液という言葉は知らなかった。
それでも、ニス原紙を落とすときの液であろうとのこと。
その仲間も版画を印刷していたが、ニス原紙はあまり使ったことがないそうだ。

と、ここまで書いていたときに、資材営業のアングルさんが来た。
このことを聞くと、その通りと即答。
驚いたことに、未だにニス原紙も絹布再生液も市販されているとのこと。
因みに、ニス原紙は絹の紗と相性が良く、テトロンやナイロンには不向きだそうだ。

欲しいならここに相談してみると良い。
正確な数字は出なかったが、ずいぶん高いらしい。

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2009年11月 9日 (月)

急ぎの相談 続きの続き

仲間が受けてくれた急ぎの物件も、今日無事に引き渡したようだ。

今回の件で問題があったこと。
それはPhotoshopで作ったデータをそのままillustratorに貼り込んであることか。

インクジェットではそのまま写真のように出力出来るのであろう。
しかし、シルク印刷では問題になることが多い。
詳しくないので多くは語れないが、2つほど。

一つは、線などのエッジが甘い。
シルク印刷はポジフイルムを作る段階でシャープな線を求める。
Photoshopの画像を拡大すれば判るが、エッジは大体ボカシたように見える。
このボカシが広い範囲だと正確な太さやシャープな線にならない。
そこで、トレースをしてデータを作り直す事になるのだ。

もう一つ。
黒ベタが甘いときも多く、甘いというのは薄いということ。
そのままポジフイルムを出力すると黒ベタが薄く出て、製版で失敗することになる。
この場合もPhotoshopの段階で黒を濃くしなければならない。

と、データを作り直すことになったので、見積もりよりは少々高くなったそうだ。

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2009年11月 7日 (土)

急ぎの相談

さてそろそろ帰ろうかという、20分ほど前。
ネットからの相談が来た。
話を聞くと、土壇場で印刷屋に出来ないと言われたんだそうだ。

相談者は千葉県の方。
火曜日には納品しなければならないと言う。
そのまま納品という訳ではなく、その後の加工もある。

逆算していくと、明日中に印刷して月曜に渡さなければならない。
送ったりとかしている時間はない。
明日直接持ってきてもらい、月曜に引き取りに来ていただくしかない。

と、千葉からここまで来るというのは遠い。
そこで、都内にいる仲間に声をかけてみる。
明日ならOKと仲間は言う。

よし!手筈は整った!!
問題はPhotoshopをillustratorに貼り付けたというデータだ。
それがために断られたというので、取りあえず直ぐ送ってもらうことにした。
その間、仲間の都合を聞いておくからと、10分後に連絡をくれるように言っておいた。

しかし、それから30数分。
メールは来ない、電話も来ない。
諦めたかな?十分可能なのだが。

はい、締め切り!!!
帰ろっと。。。

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2009年11月 5日 (木)

金色の印刷

金色の印刷は面倒だ。
何が面倒かと言うと、金粉を混合するとインクが固まってしまうからだ。

Photo 1_3
金粉は透明のインクに混入するが、硬化剤を入れると30分ほどでゲル化する。
ゲル化というのは、ゼリー状に固まることを言う。

3 2_2
今回の物件は、極小さいロゴの印刷が数時間かかるほどの大量。
使用するインクもごく少量。

これが、20分ほどでインクを入れ替えるので、その分は極々少量でいい。
上右画像のように、最初に多めに金粉を混入したインクを作っておく。
(硬化剤を入れないとゲル化しにくいが、インクにもよる)

そして、20分で使用する分を小出しにして硬化剤を入れる。
20分毎に繰り返すのだから面倒なのだ。

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2009年11月 3日 (火)

消して再印刷

先週印刷した建築サインに変更が出た。
アクリルに印刷した件だが、2枚だけ表示内容を変更。

当社では通常2液性のウレタンインクを使用している。
このインクは数日で硬化していしまい、後で消すことが出来なくなる。
金属なら消すことは可能だが、アクリルなどは下地まで影響されるからだ。

建築サインは途中で変更することが珍しくない。
今回の物件も、その可能性を考えて1液性のインクを使用しておいた。
(読みが当たり、鼻笑い)

Dsc06653 Dsc06654
変更箇所は、右上に印刷していた部分を左上にするということ。
1液性のインクなので問題なく消すことが出来、左上に印刷して即日発送。

注:長期間経過している場合など、印刷は消すことが出来ても跡が残る場合がある。

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2009年11月 1日 (日)

紙に調色

Dsc06645 DICカラーは紙に印刷してある。

だからと言って、シルク印刷で紙に印刷しても同じ様には仕上がらない。
色々問題があるのだ。

今日の仕事は紙にサンプル印刷だ。

お客様は、今回の物件での色は重要な意味があるのだとか。
沈まないようにとか色々要望がある。

それらを考慮して色を作ること3時間。
普通は2色でも30分から1時間で出来るが、今回は時間をかけて出した。

当然、カラーチップとぴったりの色は出ない。
イメージと、チップを当てた時との見え具合を考慮して判断していく。
どこで良しとするかの判断が大事なところだ。

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