DIC620
昨日から米袋を印刷中。
その中で面倒なのは金色の文字。
以前に何度も書いてあるが、インクにより金粉を混入するとゲル化する。
溶剤で薄めにすると細かな文字が滲んで潰れる。
硬めにすると細い線がかすれる。
今回は特別に、細かい文字と細い線があり、実にやっかいなのだ。
まあ、それを何とかするのが腕なのだが。
その技術的なことは兎も角、今日はその色合いで、指定はDIC620。
当社が使用している金粉はセイコーアドイバンス社の601Cと602C。
一般に赤金と呼ばれる601C。(左写真右)
青金と呼ばれる602C。(同左)
これを1:1で透明インクに混入すると丁度良い感じ。
同じ金粉で601Aと602Aというのがある。
金粉の色合いは同じだが、Aの方が少し輝いている。
Cは金粉を樹脂コーティングしたタイプで、やや輝きが落ちるが使いやすい。
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