急ぎも急ぎ
今日の昼前、11時半ごろの電話。
当社のHPを見たという方から、一刻も早くというような急ぎの相談。
相談と言うより、2時間後に行くから印刷を頼むと言う。
話を聞くと、手首に巻くようなアクセサリー用のゴム紐で、表面は布地。
さらに円柱形で、その表面にロゴの印刷だそうで、色は白。
上手く行けば量産が望めるとのこと。
出来ないことはなさそうで、データを送って貰う。
ポジフイルムの出力までは直ちに出来るが、問題は版。
ストックしてあるのは普通の版で、布に白用の版は塗って保存していない。
直ちに昼休み返上で版を作る。
2時にお客様が来社。
そのゴム紐は円柱形で弾力があり、表面が粗い布。
まずは普通に印刷してみるが、インクが中に染みこむ。
間にドライヤーで乾燥をさせ、さらに印刷してみるが白さが足りない。
そこで、印刷法を変える。
普通に印刷しては中にインクが染み込みすぎる。
力を抜き、表面をなぞるような力で印刷してみると上手く行った。
(詳しいことは非公開)
しかし、このような印刷では後の量産は不可能と解る。
残念だが仕方がない。
取りあえず、急ぎのサンプルの数は出来た。
仕上がりのレベルが気になるが、お客様はこれで十分だと言う。
量産が不可能なので、お客様も気にしておられたが、当社はサンプルでも十分。
(通常、サンプル印刷は無料だが、このような場合は有料)
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