7月も終わり
随分長く感じた1ヶ月だった。
前半は得意先からまとまった仕事で、慣れた仕事はスムーズに進む。
後半はネットから3件の受注があり、それぞれサンプル作りで忙しかった。
このまま良い月で終わるかと思ったが、一昨日訃報が入る。
F工芸さんは一人親方の看板屋だ。
10年ほど取引があるが、最近は年に1件か2件。
見積もりなどはたまにあるが、決まることは少ない。
この数年間、年に一度の物件が必ず来ていた。
F市の祭りの物件で、そろそろ来る時期なのだが。
その仕事は常に待ったなしで、逆算しながら取りかかっていた。
割の良い仕事ではなかったが、もはや来ないとなると寂しい。
なぜか私生活を語らず、歳も知らないが50代は確かだ。
同じかやや上かと思われるが、同年代であろう。
特に親しく付き合ったこともないが、電話では長話に花を咲かせた。
仕事と事情があり、昨夜の通夜、今日の告別式にも行けず。
申し訳ない気持ちだが、同じように一人親方で生きてきた彼なら解るはず。
なにより同年代というのが考えさせる。
50代はまだまだ先があったはず。
さぞかし無念だったか・・・
南無
| 固定リンク
コメント