サンプルを印刷してあげると 続きの続き
1月26日の記事からの続き。
デザイン学校生の女の子から、アクリルに印刷を頼まれている。
問い合わせのときから、無償で請けてあげる約束。
時間もあるだろうと思っていたら・・・なんと、提出が2月3日だと言う。
大丈夫なのかなあ・・・
と、28日にデータが届くが、サンプル同様面倒なデザインだ。
面倒と言うのは色分けで、これは息子に任せる。
30日にはアクリルが届くが、接着面が45度の面取り加工。
これもまた、印刷時に面倒な場合がある。(今回はさほど影響なし)
そして、他の仕事をほぼ終えた31日に印刷。
これが完成品で、これから箱型に接着する。
そして今日、依頼者の女の子がやってきた。
なにしろこの仕事場に、若い女の子が来ることは無い。
午前中掃除をして迎える。(こんなことが無ければ掃除もしない)
あれこれシルク印刷の話などをしたり、息子の宣伝などもしたり。
若い女の子との会話は実に楽しい。
ずっと楽しんでいたいのだが、気がかりが一つ。
これを自分で接着するのかと聞いたところ、そうだと言う。
経験はあるのかなと聞くと、やはり無いという。
アクリル加工屋さんは、自分でも大丈夫でしょうと言ってた、とも言う。
意外と面倒なもので、接着液が印刷部分に付いたりすると直ぐ溶ける。
これはイカンと、取引先である近所の加工屋A社さんへ相談。
A社さんも、学生には無償で作ってあげることもあって、快く引き受けてくれる。
まずは印刷面の保護としてテープを貼る。
さらにテープで接着しやすいように組み立てる。
そして注射器で接着液を流し込む。
この辺だって経験も無い人では無理であろう。
人が見ている中ではやりにくいといってたが、無事に完成。
が、ここでまた一つ。
底はどうするのかと聞いたら、後で木でも買って作ると言う。
それならばと・・・
A社さんは、ついでに底を作ってやろうと言う。
瞬く間にアクリルを加工してくれる。(右はガスで焼き、光沢を出している)
スポンと入るように加工、完成品の中の蛙、実はケータイ。
一応出世払いだぞと言っておくが、これは良い行いなのだろうか?
今のうちにせっせと良い事をしておけば、極楽浄土へ行けるかなあ・・・
アハハ
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コメント
この度はまことにありがとうございました。
ご面倒をかけした大元の張本人、講師をしているHAL_です。
彼女は昨日、おかげさまで無事に立派なプレゼンテーションを終えホッとしているところだと思います。私も過去、アクリル製品の取り扱いやシルクスクリーン印刷に携わったことがあり、シーガルハウス様に大変面倒な作業をお願いしていたこと理解できているつもりです。
分版作業までお願いしていたようで、お力添え感謝しております。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
投稿: HAL_ | 2008年2月 4日 (月) 14時12分
HAL_様
このようなコメントを頂き、驚いてしまいました。
若い女の子だったもので、ちょっとばかり冷やかして、ブログネタにしてやろうとの思惑でした。
実際、面倒だったのですが(笑)こうして理解していただける方がいて、当方も満足しています。
また何かありましたら、遠慮なく相談してみてください。
(あまり多くの方に来られても困りますが・・・笑)
投稿: シーガルハウス | 2008年2月 4日 (月) 16時12分