ピックガードにシルク印刷
先月、島根県のYさんからメールで問い合わせをいただいた。
ギターのピックガードなるものに、印刷して欲しいとの事。
3・40年ほど前フォークブームがあり、流行なのでちょっと手にした事がある。
コードを少しだけ押さえられるようになっただけで、ピックガードなる名称を覚えるまでも無く終わったが。
ピックガードは弦の下の部分で、プレスリーの抱えているギターには、真珠貝の象嵌が施されているのだそう。
Yさんのギターにはそのレプリカが描かれていて、交換用に欲しいとの事。
同じものを印刷するために、まずはYさんがピックガードを剥がしてスキャンニングされたが、解像度が足りないので当方に送ってもらう。
左写真で、上がその実物と、下がスキャンニングから起こしたフイルム。
右写真は版。
2枚なら、1枚はゴールドも良いのではないかと提案。
シルバー・ゴールドとも印刷できたが、もう一加工。
乾燥させてから、そのままの位置に透明クリヤーで印刷。
ここは弦を引くピックが当たるので傷が付きやすい。
消耗品なのだそうで、この工程で強度をさらに増す。
これが完成品。丸の部分に白蝶貝を嵌め込んだそう。
シルク印刷と象嵌の組み合わせか、良いアイデアだ。
Yさんは世界的にニーズがあるはずと言う。
消耗品だとも言うし、また、オリジナルを求める人はいるかも・・・
このような、初めて手がける面白い仕事なので、ブログネタ提供として無償で請けた。(次の方からは有料です)
とても満足していただいたようで、お礼の品が送られてきた。
これにはこちらも大満足で、この話は趣味のブログに近々掲載予定。
あ、この前の女の子からもお礼をいただいてます。
お菓子、美味しかったそうですよ。(私は辛党なので・・・)
ドイツのお酒、まだ飾ってます。
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