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2007年3月27日 (火)

この時期になると思う

30数年前のこの時期、北国から、独り夜行列車に揺られて上京した。
巣立ったからには故郷の世話にはならない、と固く心に誓い。
以来、故郷の世話どころか、他人の世話にもならないように生きている。(つもり)

故郷にはめったに帰らない。
最近でも7年前、母親の葬式に行ったきり。
親戚筋に、たまには顔を見せてくれや、と言われるが・・・

千正夫の歌、夕焼け雲に、“花が咲くまで帰らない”というフレーズがある。
自分の、“花が咲く”というのはどういう時なのだろう?

シルク印刷業で独立し、早20年は経つが、その間2人の子は成人したとは言え、裕福に育ててあげられた覚えは無い。
何時も資金繰りに苦労していた記憶ばかりが蘇る。
それでも、外注先や仕入先へ、家賃や諸々の経費も滞りなく支払っている。
払うものは借金してでも払う、というスタンスで、せめて他人に迷惑をかけないという点では誇れる。(大きな声では言えないが)

まだ事業としての借金は残っているが、もう一分張りというところまで来ている。
とりあえず、事業の借金が消えた時、小さな花が一輪咲いた、と思えるのか・・・

それにしても忙しいが、後3日ほど頑張れば一段落。

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コメント

頭が下がります。

投稿: 気が思い人 | 2007年3月28日 (水) 18時43分

気が重い人さん、たぶん私の知る方と思います。
が、情けなくも残念なことに、気が重い方は複数いらっしゃる。
しっかり、踏ん張って行かにゃあね。

投稿: シーガルハウス | 2007年3月28日 (水) 19時59分

昨夜は眠れずにこのブログを見ていました。私も頭が下がる思いで読ませて頂きました。お父様の後ろ姿を見て育った息子さん達はきっと幸せで心は裕福に育ったと思います。お父様と同じように人に頼らず他人に迷惑をかけないで強い意志を持ち、しっかりと前を向き一生懸命に生きて行く事でしょう。お仕事で仕上げたどの作品もシーガルハウスさんの強い志しが伝わって来ます。私は家族や実家、周りの人々に頼りっぱなしで恥ずかしく思います。このブログを読んだ時槇原敬之さんの“遠く遠く”の歌を頭に浮かびました。“何時でも帰って来れば良いよと故郷の仲間に言われても自分の夢を果たせる場所はここと決めたから”と言う様な歌です。シーガルハウスさんの生き方、志しを見習い私も素敵な花が咲きこぼれる様、がんばって生きて行こうと思います。

投稿: リラックマ | 2008年1月 6日 (日) 01時31分

リラックマさん、お久し振りです。
なんか、ちょっと恥ずかしいような・・・

槙原さんの歌・・・知りません・・・
そのまんまのようですね。
今度聴いてみます。

投稿: シーガルハウス | 2008年1月 6日 (日) 10時12分

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