ポジフィルムの生産中止 その2
イメージセッタで出力してもらえば問題ないわけだが、ウチは速さが基本。
入稿と同時に出力、すぐ印刷なのだから、待っていられるわけが無い。
土日なんかどうする??やはり自分で出力することを考えねば。
そうか、この手持ちのレーザープリンターでそのまま出力できるものを探せばいいのか。
(これは息子からだいぶ前から提案されていたのだが)
それから様々な出力紙での検証出力実験、レーザープリンターの出力設定の最適化、チューニングを行った結果、なんとか1ヶ月掛けて実用品質に耐えうる出力が可能になった。
なってしまえば、なんだこんなことだったのか。詳しいことはちょっと秘密。
上:紙出力、中:それを撮影したポジフィルム(従来方法)
下:新しい方法で出力したフィルム
結果、写真撮りフィルムに比べ品質は確かに劣る。
だがこれはルーペで見るレベルの話であって、通常見た目には全く問題ない。
問題なのは、微細な小文字(特に明朝)の再現ぐらいか。
これぐらいは出力センターにお願いしても良いだろう。こういう仕事は年に何度もあるわけじゃないし、当分は手持ちのフィルムで撮ればいい。
驚いたことにコストがかなり安くなる結果となった。
たとえばA3 150円。これではフィルム代はもうサービスと考えて提供できる。
難点といえば繋ぎで使うのが難しい(面倒)。
A2(A3を繋げて使う)の全面表組み、ベタ抜きなどはちょっと問題かな。ま、これは今まででも面倒だったけど。これもそんなにいつもあるわけじゃないから、なんとかなる。
おかげで版代(フィルム・製版代)が従来の6割程度で提供できるようになった。
さらに品質は落ちてもいいから(だからといって悪いものを平気で作るわけじゃない)とにかく安く、というお客様にはさらにお安くしてやることもできるようになった。特にアルポリ看板などはかなりお安く提供しているつもりだ。
これを見てくださったみなさま、カッティングって面倒でしょ?
安く、速くできますよ~。
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