毒キノコ テングタケを食べてみた
昨年夏、近くの公園で群生していたテングタケ。
毒キノコだが、死に至るほどではなく、毒抜きして食べられると知っていた。
(一応書いておくが、毒キノコなので自己責任において食べてみた)
あれだけ生えていると、一つ試してみたくなる。
小さめのテングタケを20本ばかり、茹でて塩漬けにしたのが7月半ば。
3ヵ月後には毒が抜けて食べられるそうだが、食べようか、どうしようかと迷っているうちに半年が過ぎた。
まずは小さな幼菌を2個だけお澄ましにしてみた。
恐る恐る口にしてみるが、思っていたほど味は濃くない。
故郷から送られた塩漬けキノコと変わりないようだが、やはり味はある。
最初はとりあえずこれだけで、昼に食べたが夜までなんともない。
翌日は10本ほど煮て、半分ずつ息子と食べる。
今度は少し量があるので味を噛み締める。
やはり、しっかりした味はあるものの、思っていたほど濃くはない。
無理して保存するほどでは無いのでは、と息子が言う。
さらに翌日は、薄口でうどんにしてみた。
果たして出汁は・・・これもまあ、はっきりとしたものではないが、それなりに独特な出汁が出ているようだ。
残り7~8本食べたが、体に変化は無く、毒は抜けているようだ。
(個人差があるかもしれないので、責任は持てません)
ただ、ちょっと残念だったのは、冷蔵庫の匂いが少し付いていたこと。
半年経ってしまったが、3ヶ月で食べたらもっと美味かったか?
それでも、他の塩漬けキノコより美味いのは確か。
この夏、また採れたら再度挑戦だ。
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コメント
毒成分が旨みなのですから、毒が抜けるということは、旨みも随分抜けてしまうんでしょうね…
テングタケは見たことありますが、ベニテングタケは一度も出会ったことがないので、今年こそ!と思ってます^^
とても美味しいきのこと聞きますので、試してみたいです(もちろん自己責任において!!)
投稿: きの | 2008年2月 9日 (土) 09時06分
ベニテングタケの話は白土三平氏の著書にもあって、その塩漬けは味も濃く、数本で美味い出汁が出ると書いてありました。
なのでかなり期待したのですが、ちょっと残念です。
ぜひ、ベニテングタケを採って試してみて下さい。
投稿: シーガルハウス | 2008年2月 9日 (土) 11時10分
テングタケには猛毒のアマトキシンも微量ながら含まれるそうなので、毒抜きをしたとしても食用は非推奨だそうです。
投稿: 名無し | 2013年9月21日 (土) 23時44分
そう言えばこれ以来再挑戦してませんね。
わざわざ作って食べるほどの味でもないので、
皆さんも食べないと思いますが。
投稿: シーガルハウス | 2013年9月22日 (日) 09時30分