ヒザラガイとカモガイ
番場浦駐車場から海沿いの遊歩道を歩くのは楽しいが、崖崩れの恐れがある危険な場所も多い。
遊歩道の直ぐ脇で、写真のような今にも崩れそうな崖もあり、ここで大地震が起きたら諦めることだ。
そんな危険を気にもせず、釣りや磯遊びに向かう。
同じ海辺でも、場所が違うと生物もまた違う。
ここのタイドプールにはカメノテが多かったのも、前の場所(5月21日掲載)と違う。
このカメノテが食べられると、メディアで取り上げられていることも多い。
カメノテは貝ではなく、フジツボなどと同じ甲殻類の仲間。
また別の機会に獲って食べることにする。
ここのタイドプールで目立ったのはカモガイ。
図鑑ではコロニーを作ると記してあり、その通りに2~30個の群れが何箇所も。
(図鑑では200個ぐらいのコロニーとあったが)
これもまた水飛沫がかかるような場所に生息し、水中には生息しない。
カモガイを食べたことは無いが、似た仲間はみな美味いので獲っていく。
ついでに、ヒザラガイも獲って食べることにする。
さすがにヒザラガイを獲って食べる人は少ないらしく、これだけは何処でも目に付く。
面白いことに、岩から剥がすと団子虫のように丸くなる。
食べてみたいなら、なるべく大きな固体を獲ったほうがいい。
ヒザラガイは固いので、白土三平氏のレシピを真似、沸騰させないで煮る。
が、茹で上げて直ぐはやや柔らかかったものの、時間が経つにつれ固くなる。
まあ、私は歯が丈夫なので、コリコリ感がまた良いが。
味は・・・白土氏がなかなかの物と書いているが・・・(茹で時間が問題か?)
不味いというほどではないと思う、一度食べてみては?
いざ食糧難の際には、食べることにならざるを得ないかもしれないし・・・
カモガイのほうは数段美味く、マツバガイより美味かった。
今回はヒザラガイと一緒に茹でてみたが、こちらはどんな風にしても美味いだろう。
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コメント
ヒザラガイは茹でると見た目美味そうですね。
色んな貝で、卵とじの丼もいけそうな感じですね。
カメノテは甲殻類とするとこいつも美味そうな感じ。
確か盛岡で巨大フジツボを居酒屋で見たことがあります。
(このときは食べなかったのですが)
投稿: OKNO | 2007年6月 1日 (金) 21時43分
北のほうにはあるんですよ、巨大フジツボが。
ミネフジツボと言うんですが、故郷では“カキ”と呼んでます。
やや深い海底に生息し、生きた天然帆立貝に寄生しているのをよく見かけていました。
投稿: シーガルハウス | 2007年6月 2日 (土) 09時26分