アブラハヤを掬いに行ったら
暖冬のせいだろうか、この季節に川に入って魚を獲る気になるなんて。
狙いはアブラハヤという小さな魚で、あまり釣りの対象になる魚ではない。
が、以外に味が良いのも知られていない。
冬は水温が低く、魚たちは流れの穏やかな淀みにひっそりと隠れている。
そこに網を素早く入れると・・・
ご覧のとおり、10センチほどのアブラハヤが数匹。
この川には他にカジカも生息している。
数年前は数が少なかったが、今回はかなりの数が網に入り驚く。
この魚はアブラハヤ以上に美味いのだが、これもまた知る人ぞ知るところ。
水の流れに草が覆いかぶさっているところもまた、魚が隠れているポイント。
そこをガサガサと探ると何やら大物の気配・・・
アッと驚くことに、なんとヤマメが!!!
この魚は警戒心が強く、釣るにも相当の技術を要する程なのに網で掬えたとは。
18センチのちょっと小型ではあるが、見れば見るほど惚れ惚れする美しさ。
もちろん食べても抜群の旨さなのだが・・・今は禁漁期間。
禁漁と言ってもこれは釣りの話で、網で掬うのは規定外だから問題無い。
なのだが、誤解を招くことは避けたいので、泣く泣く?放流。 ああ・・・
水辺には食べられる野草も。
晩酌はアブラハヤとカジカのカラアゲで。
そう言えば確か、親父の命日?
35年も前のこと。
不孝者の息子だが、思い出して一献傾けるから許してくだされ。
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