ヤマメを掬う
渓流釣りをする人ならば、ヤマメを網で掬うなんてまず考えられないだろう。
ヤマメは、一度人が通ったところではその日は釣れない。
というぐらい警戒心が強く、しかも俊敏な魚なので、網で掬える訳が無い。
と、私自身もそう思っていたのだが。
魚掬いの道具は長靴と網があればいいが、長靴はスパイクが付いたのがいい。
滑りにくいので、これを履いたら普通の長靴は怖くて履けない。
網は丸いものより、先端部が平らになって、しかも金属で補強されたのがいい。
長靴は¥3,000-ぐらい、網は¥1,000-ぐらいで釣具の量販店に行けば買える。
今回の狙いは、ヤマメがどれくらい掬えるか。
前回は偶然だったのか、はたまたよく探せば数匹ぐらい掬えるのではないか。
などと期待を込め、ヤマメが潜んでいそうなポイントを丹念に探っていく。
網を入れるたびに、アブラハヤとカジカは入ってくる。
当然のことながらヤマメは入ってこないが、それでも開始15分で1匹ゲット。
さらに5分ほどしてまた1匹ゲット。
15センチほどの小型だが美しい姿だ。
それにしてもこんなに簡単に掬えるなんて、友人に話しても信じてもらえなかった。
アブラハヤとカジカは、食べる分ぐらいなら簡単に掬える。
が、カジカは今、卵を抱いているので産卵期が終わるまで獲るのは控える。
1時間ほど掬い、アブラハヤとカジカが100匹ほど。
ヤマメは・・・驚くことに4匹だった。(逃がしたのが2匹)
今回は持ち帰らず、写真を撮りながら全てリリース。
3月の、渓流釣りが解禁になったら、堂々と掬って食べよう。
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