里山でアケビ
仕事場から北の方向の西田原付近も良く行く散策コース。
この日の農道は、近くを通過した台風の影響で倒木が多く歩きづらかった。
あれから数週間経っているが、手入れされていない所を見ると、管理する人も大変なのだろうと少しすまない気分を感じながら行く。
通り道にスッポンタケの幼菌が生えているが、2ヶ月も前からずっと同じまま。
そろそろ出てくる頃なのだが、果たして何時のことなのか。
タイミングを逃さないようにしなくては。
秋だというのに地面にキノコの姿は殆んど見えない。
以前、ハナビラニカワタケが腐っていた立ち枯れの木を見ると、あれからまた生えた形跡があり、しかも2箇所だったのが5箇所から生えていた。
別な倒木にも生えた形跡があったが、こちらもまた多く生えた後だった。
何度も生えるのなら、次の雨の後には必ずまた来なくては。
少しがっかりしながらも次に期待を込めて歩くと、毒草トリカブトが。
わりと生えているようで、歩くたびに1~2本は目にする。
随分前だが、この草の根を飲ませた殺人事件が世間を賑わせた事があったな。
帰り道、木の上に生えて採れないアケビの所に来ると、驚いたことに足元にある。
どうやら大風の影響でツルが木の枝から外れて落ちてきたらしい。
労せず手に入れ、以前から食べてみたかった皮の料理して見ることに。
子どもの頃からアケビは食べていたが、皮を食べる習慣は無かった。
食べられることは随分前から知っていたが、やっと挑戦してみることに。
まずは果肉を味わい、種は菜園に植えておく。(来年どうなるか?)
どう調理しようかと思ったが、一番簡単に、細かく刻んで味噌で炒める。
食べてみると、程よい苦味がありとても旨く、酒の肴より炊きたての飯にピッタリ。
あまり旨くてもう一膳といきたかったが、家族にも好評で瞬く間に食べつくされる。
小ぶりなアケビが2個だけじゃあな。
また探そ。
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