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2006年8月 8日 (火)

磯遊び カニ・ヤドカリ

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左 オニヤドカリ  右 ショウジンガニ

ムラソイ釣りをしていると、カニが餌を追いかけてくる。
このカニはショウジンガニという名で、とてもすばやく動くので捕まえるには厄介だが、餌が傍に来るとこれに目が眩むのか捕まえやすい。
身は独特の甘さがあって美味しいのだが、味噌が磯臭くて少ないのが残念。
だからこそ商品価値が無く、漁業資源になる事も無く、知る人のみぞ知る美味いカニに簡単にありつけて幸せなのだが、近年少なくなってきているよう。
(伊豆の辺りでは、味噌汁で出す民宿などがあるそう)

オニヤドカリもまた市場価値が無さそうで、知る限りでは石鯛釣りの餌しかない。
しかし、ある部分がある美味いものに似ている。

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写真左は殻を割って取り出したところ。
写真中はその尻尾を切り開いたところで、中の白い部分が筋肉。
写真右中央が取り出した筋肉。

06803_41_lこの筋肉を刺身にすると、“あるもの”の刺身に似ている。
少ししか取れないのが残念だが、大きな固体を見つけたら少しは満足できるか。
その“あるもの”とは、おめでたい席などに出る赤い大きな甲殻類のこと。
漁港の網揚場の近くでは、漁師が売れないから捨てているのを見かけるので、声を掛ければもらえる可能性大。

Dsc09501_lヤドカリの頭とカニを味噌汁に。
出汁は出ているが、ヤドカリの独特の爽やかな?風味がまた珍味。
(美味しいかどうかは好み次第)
ヤドカリの鋏と足は、かなり硬くて身を取り出すのには難儀。
可哀想な気もするが、出汁にするだけでもいいんじゃないかな。

Dsc09509_lカニは身を食べるなら塩茹でがいいのだが、面倒なので味噌汁にしてしまったけどちゃんと身を剥いて食べる。

身離れのいいカニで、殻を割るとすっぽり身が抜けてくるのはいいが、なにせ小さいのでこれまた難儀。
まあ一杯飲りながら根気良く剥こう。

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ちょっと抓んだりしながらも最後にはご飯の上に載せられるくらいは残す。

チョッピリ醤油をたらして。

ああ旨かった。
カニとヤドカリに感謝。

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